ZOOMやSkypeなど…“オンライン映えメイク”をマスターせよ!
在宅ワークでオンラインミーティングが普及してくると、課題になるのが“ウエブカメラ映り”です。
インスタグラムなどSNSで静止画を投稿するときは補整アプリを活用したり、TikTokのようなショートムービーも映りが悪ければ”撮り直し“が可能でしたが、ミーティング時などの”生配信”の場合は、修正や補整をその場ですることができません。
今後、そのような状況に対応した“ライブ補整アプリ”が開発されるとは思いますが、いまを乗り切るためには、メイクを駆使することで、健康的で印象のいい仕上がりに整えることが大切です。
ただ、思いのほか雑用が多い在宅ワーク。オンラインミーティングがあるたびにフルメイクするのは面倒ですよね。
そこで、おすすめしたいのがコンシーラー+チークの“ウエブカメラ映え”メイクです。そもそも、ウエブカメラの画質クオリティはそれほど高くないので、いつものような“透明感”にこだわる必要はありません。
ただ、色のコントラストは高いので、くすみをなくしたり、ハイライトやチークを使ったりと、肌を明るく均一に整え、さらに血色をよく見せらるのがポイントになります。
必要なアイテムとなるのは、優秀なコンシーラーと発色のいいチークです。
まず、コンシーラーで紹介したいのが、ディオールから発売されている、ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラーです。
こちらは1本でベースメイクも仕上げられるよう調整されているコンシーラー。カバー力と素肌感が絶妙に調整されており、“気になる色むらを消し去りつつも、覆い隠されているような皮膜感はナシ”という仕上がりに。美肌になりつつ、のっぺりとしたぬりかべのようなトーンにはならないので、ウエブカメラ映りには理想的。
目まわりや小鼻にさっさっと線を引いて、ブラシや指で軽く伸ばすだけで、色むらやノイズのない、明るい肌に! ほんの数分で仕上がるという時短ぶりも魅力です。
ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー
全7色 ¥4,200/パルファン・クリスチャン・ディオール
続いて、友達とのオンラインチャットなど、ディオールよりもカジュアルに仕上げたい時は、アクセーヌのスキンカラーコントロールを使いましょう。
こちらは目まわり(ゴーグルゾーン)のくすみや赤み、しみなどをきれいにカバーするために生まれた部分用ファンデーション。
リップグロスのように小さいサイズですが、それもそのはず、1回で使う量は米粒1つ分だけ。こちらで目まわり全体のくすみや不調をカバーすることで、顔全体の印象を健康的に見せてくれます。
一般的なコンシーラーとの違いは、目まわりの不調に対応できるよう“赤みオレンジ”に色設計されていること。白やベージュなど明るい色で覆い隠すのではなく、濃い色でくまやくすみと同化しつつ、塗っていない部分を明るく見せるという逆転の発想。
まるで目もとにレフ版を当てたような自然な印象に整えてくれます。
アクセーヌ スキンカラーコントロール 全2色 SPF19・PA+++
10g ¥3,500/アクセーヌ
そして、肌づくりの仕上げに使ってほしいのがナーズのチーク、ブラッシュです。
ナーズのチークは肌に溶け込むようになじみながらも、発色が抜群なのが特長。
たとえば、血色感がほしいときは、4077のORGASM Xのような見た目にも鮮やかな、ゴールドパールが入ったコーラルピンクを選ぶのが正解。ウエブカメラ越しであっても、チークの存在感を際立たせられるので、相手に健康的な印象を与えることができます。
屋内は思いのほか暗めのライティングになることが多いため、チークはこのような鮮やか色をいつもより濃いめにつけるのがコツ。頬につけたあと、生え際や鼻の上などにつけると、顔全体に血色感をあたえることができます。
加えて、ウエブカメラ映りを考えて、どの程度のチークメイクがちょうどいいのかをあらかじめチェックしておけば、不意なウエブミーテイングの時にも安心です。
ブラッシュ 4077 ORGASM X ¥3,700/ナーズ
2020夏新色は、“グリーンな目もと”に注目!
各ブランドから2020年の夏新色が出揃った今月。トレンドカラーとしては、ここ数シーズンの鉄板カラーである“オレンジ”が、目もとでも口もとでも相変わらず目立ちますが、その対抗馬として、ぜひ注目してほしいのが“グリーン”です。
今年の春は“プレイフル”をコンセプトに、遊びのあるカラーがたくさん登場していましたが、グリーンは、そのなかから“夏の推しカラー”として頭ひとつ抜け出ています。
継続人気のオレンジとの相性がよく、しかも目もとに新鮮なニュアンスを与えられるため、この夏、複数のブランドのコンセプトカラーとして躍進しています。
たとえば、セルヴォークはマルチに使えるインフィニトリー カラーからペパーミントグリーンが登場。
夏メイクのコンセプトは、1960年代にサンフランシスコやL.Aで流行したカルチャー、ヒッピー。イメージビジュアルではこちらのグリーンを上まぶた全体から眉下まで幅広にイン。
リップにスターアイテムであるエンスロール グロスの新色、ダークなブラウンオレンジを取り入れて、グリーンの目もとと呼応するバランスメイクを提案。新鮮な夏メイクに仕上げています。
インフィニトリー カラー EX12 ¥3,200
/セルヴォーク(4月24日限定発売)
ルナソルが発表した夏色のなかでは、海の静けさを表現したブルーグリーンを配した、アイパレットであるアイカラーレーションに注目を。
“まばゆい陽光と、深海の暗闇”がテーマで、ルナソルらしいシアーな輝き溢れるフロスティ質感が特長。深いグリーンのなかにブルーやゴールドのパールが折り重なり、肌に陰影を与えるようにオン。初めてグリーンを使う人でも、違和感なく扱うことができます。
また、同パレットには赤みベージュ、シアーベージュ、ゴールドベージュの3種のパールベージュがイン。ブルーグリーンの存在感を引き立てるような、きれいな夏メイクに仕上がります。
ルナソル アイカラーレーション EX05 ¥6,200
(5月15日限定発売)
M・A・Cからは夏限定ではありませんが、新しい単色アイシャドーとして、メタリックカラーが濡れたように輝くダズルシャドウ エクストリームが登場。
全10色としてゴールドやシルバーから色モノまでラインナップされていますが、なかでも深みのあるグリーンが印象的なカラー、エメラルド カットは、2020年の春夏ファッションショーでのランウェイでも起用された話題色。
まるでエメラルドのジュエリーで目もとを飾ったようなゴージャスなきらめきとツヤがのり、さながら古代ローマや古代ギリシャのヴィーナスのような神秘的なメイクが完成。肌見せファッションや水着にも映えそうなアイメイクが完成します。
ダズルシャドウ エクストリーム エメラルド カット ¥2,900
/M・A・C(4月10日発売)
フルメイクも可能! 最新コンシーラーはここが凄い
春の新作ベースメイクのなかで、ぜひ注目してほしいのが“コンシーラー”です。
これまで、シミやくまなど気になるポイントを隠したり、化粧直しの時に活用していた人が多いと思いますが、新作は1本でベースメイクができたり、ハイライトやローライトとして使えたりと、多目的ユースのアイテムが主流。これまでの脇役的な存在感から、一気に主役級へと躍り出そうなほど、使い勝手に優れています。
なかでもスマッシュヒットになりそうなのが、ディオールスキン フォーエヴァーから発売されるコンシーラー、スキン コレクト コンシーラーです。
こちらは“ディオールメイクの主役になれるアイテム”として華々しくデビューするアイテム。
コンシーラーながらスキンケア成分が80%を占めていることから、テクスチャーに硬さや重さが皆無。保湿力や持続性、柔軟性に優れていて、肌のうえにスーッと伸びて、きれいに密着してくれます。しかも、ウォータープルーフ処方なので、汗をかいても、よれ感はゼロ。むしろ、フィット感が高くなるような仕上がりに。
発表会のメイクデモでは、この1品だけを使ったフルベースメイクが披露されましたが、1本でベースメイクが完成してしまうほど、カバー力にものびにも優れているコンシーラーです。
ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー 全7色
11ml ¥4,200/パルファン・クリスチャン・ディオール
続いて紹介するのが、ボビイブラウンから発売される、インテンシブ スキン セラム コンシーラーです。こちらは従来品のアップグレード版。
従来品でも肌なじみや、ファンデーションにも配合されている漢方成分、冬虫夏草のハリツヤ効果にリピーターが多いアイテムでしたが、リニューアルした新作では保湿成分をさらに強化。
目元用美容液と同等のエイジングケア効果が加わることで、目回りや口回りなど、表情にしなやかに追随することで、よれやくずれのない仕上がりをキープしてくれます。
加えて、10色展開と色数が豊富なことも魅力。コンシーラーでカバーしながら、素肌感がキープできることが特長です。
インテンシブ スキン セラム コンシーラー 全10色 ¥5,200
/ボビイ ブラウン(3月6日発売)
最後に最速情報をご紹介。アルマーニのベースメイク、ルミナス シルクシリーズからも新作コンシーラーが登場します。
こちらはカバー力がありながら、透明感のある“薄膜カバー”に仕上がりが特長。ルミナス シルクシリーズから登場するだけあり、厚塗りにならないので、光を加えるためのハイライトとしても使えて便利です。
フレッシュな印象に仕上がるので、ファンデーションではなく、BBやCCクリームとの相性も抜群。たとえば、気になるところをこちらで補正したあと、BBを使えば、すっぴん美肌メイクが完成。つや感もでるので、ヘルシーな肌に仕上がります。
ルミナス シルク コンシーラー 全5色 各12ml ¥5,400
/ジョルジオ・アルマーニ・ビューティ(5月15日発売)
ハイスペックな日焼けどめの頂上決戦・3選!
今年も美白シーズンが到来しました。新作美容液では各社とも、美白効果に加えて、保湿力を強化しているのが、今年のトレンドです。それらの詳細も気になるところではありますが、美白美容液の前に、まずは入手してほしいのが、各ブランドの英知を注ぎ込んだ“ハイスペックな日やけどめ”です。
10年以上前から、さまざまなコラムで、“将来的には日やけどめがスキンケアのスターアイテムになる”とお伝えしてきましたが、ここ数年はその傾向が顕著に。日やけどめが進化し続け、いまや最高級のエイジングケアクリームに、日やけどめ+環境ストレス防止機能を付加したといった、ハイスペックなタイプが続々と登場しています。
個人的には、「洗顔後はもはやハイスペックの日やけどめ1本だけでも生きられるのでは!」と思ってしまうほど。実際に、去年のヨーロッパ旅行でロストバゲージを経験した際、スーツケースが届くまでの2日間、手持ち荷物として携帯していたアルビオンの最高級日やけどめ、スーパーUVカット インテンシブデイクリームで朝晩のスキンケアを乗り切りましたが、その間、肌つやや活力感はキープされたまま! ハイスペックな日焼けどめの目を見張る肌効果を実感することができたのです。
今回は、そんな高機能な日やけどめのなかから、買うべき3ブランドの新作をピックアップ。それぞれの商品特長とともにお伝えします。
まず1本目が、ポーラの最上位ブランド、B.Aが発売する日やけどめ、B.Aライト セレクターです。こちらは肌にダメージを与える紫外線、近赤外線はブロックするものの、肌を美しく育むエイジングケア効果が明らかになった“赤色光”だけを選択的に透過させるという、驚きの技術を搭載した新作。
エステでもLEDの光治療で赤色が肌にいい、と言われていますが、まさにその発想。実際の研究でも、赤色光によって細胞のエネルギー産生が活性化したということで、“光を選ぶ”といういまだかつてないテクノロジーを応用した意欲作なのです。
また、B.Aブランドだけに、高機能な保湿成分は“全部入れ”という贅沢さ。さすがB.Aと納得の美肌効果も得られます。
B.A ライト セレクター SPF50+・PA++++ 45g ¥11,000(ポーラ)
*3月2日発売
続いて紹介するのは、コスメデコルテ AQの日焼けどめです。こちらはAQブランドならではのエイジングケア成分を惜しみなく配合しながら、肌へのやさしさを追求していることが魅力の1本。
SPF40・PA++を達成しながらも、紫外線吸収剤は無配合。もちろん、きしみ感や白膜感はない仕上がりで、心地よい肌感が続きます。
そもそも、こちらと同様の日やけどめは、5年前に発売された前作から、とても高い評価を受けていました。こちらはそのリニューアル版となる新作ですが、やはり秀作は秀作。毎朝、思わず手が伸びる一品です。
コスメデコルテ AQ エクストラ プロテクション 医薬部外品 60g
¥8,000(コスメデコルテ)*3月16日発売
3つめに紹介するのが、エストから発売されるUV美容液、UV プロテクト セラムです。こちらは紫外線を浴びてから、2~3分で発生してしまう、特別な紫外線ダメージの発生を抑制するという、いままでにないダメージケア効果を搭載した新作。
その特別な紫外線ダメージは赤くなったり、黒くなったりはせず、気づかずうちに肌内部に蓄積していくことで、数年後~数十年後のしみやしわ、たるみといったエイジングサインとして現れてしまうもの。
そのダメージを2,3分のうちに瞬時にカットするというのが、今回のテクノロジーの凄いポイント。「日やけどめを塗っているのに、なぜかしみやしわがでてくる」という人に使ってほしいアイテムです。
エスト UV プロテクト セラム 40g ¥10,000(エスト)*2月7日発売