美容のプロも絶賛! BB、CC、ファンデの垣根を超えた“新発想のベースメイク”

BBやCCクリームの発売ラッシュもひと段落した昨今。一方で、ファンデーションはより“美肌化”へとシフトしたことで、普段使いはBBやCC、イベントのときはファンデーションというように、ベースメイクの使い分けも定着しました。

 

そんなBBやCCとファンデーションの間を割って入るように誕生しているのが、この春の注目ベースメイク。なかでも、美容ジャーナリスト、ライターからとても高評価を得ていた2品をご紹介します。

 

ひとつめはアルマーニが発表したクレマヌーダBB、CC、ファンデーションのすべての機能を兼ね備えつつ、そのすべてを凌駕するハイクオリティさ」をアピールしている新感覚のベースメイク。

 

製品カテゴリーとしては“グロークリーム”と位置づけしていて、その名の通り、ヘルシーでつややかな光(グロー)をまとう、カバー力のあるクリームという製品です。

 

具体的には、従来のファンデーションで使用する粉体の使用を極力抑えつつ、最低限の粉体と光による補正効果でカバー力を実現していることが特長。つまり、BBよりも厚塗り感がなく、CCよりもカバー力があり、ファンデーションよりもつけ心地が自然、という、絶妙なポイントを経て完成したクリームなのです。

 

実際につけてみると、“つやっぽい疑似肌”がのるような仕上がりに。「今日、肌がきれいだね」と言われるような、ナチュラルな補正効果やなめらかさを与えてくれるベースアイテムです。

クレマヌーダ 30ml ¥13,000、 50ml ¥19,000
/ジョルジオ アルマーニ ビューティ(2月7日発売)

 

また、SHISEIDOから発売される「シンクロスキン」シリーズの新作、ティンティッド ジェルクリームもヘルシーなつや感がのる新作。

前述したクレマヌードと異なり、こちらはジェルクリームなので、“みずみずしさで肌をカバーする”といった仕上がりが特長。

こちらもBBのような色やCCのような光で補正するというより、“色がついたみずみずしさ”を肌にまとうことで、奥行き感のあるつや感がのるような仕上がりです。

こちらの製品はアイテムのカテゴリーを「日中用美容液・ファンデーション」としていますが、まさに言い得て妙で、ファンデーションよりつけ心地がよく、日中用美容液よりもカバー力がある使用感。それなりに肌をカバーしながらも、軽くフレッシュな肌に仕上げたいシーンにぴったりのファンデーションです。

SHISEDO シンクロスキン ティンティッド ジェルクリーム SPF30・PA+++ 40g
¥4,200/資生堂インターナショナル(3月1日発売)

 

今年2017年のベスト”美容機器”を発表!

今年も各美容誌や女性誌でベストコスメが発表され、私も今年の優秀アイテムを推薦させていただきました。

そこで、今回は化粧品以外の“美容機器”で、「これは凄い」と思わず唸ったベストビューティマシンを紹介したいと思います。

まず、ひとつめはヤーマンから発売されている、アセチノヘッドスパリフトです。こちらは7つある突起が毎分約57,600回ものローリング刺激を与えることで、頭皮や筋肉をググッと掴みながら、しっかりと揉みほぐすマッサージ機器。

ヘッドスパで受ける“つかみ揉み”や“つまみあげ”の技術を再現したことで、頭皮はもちろん、フェイス用アタッチメントに付け替えることでデコルテやフェイスラインにもケアできるという優れモノ。

しかも、まるでセラピストに揉みほぐされているような動きで、頭皮はもちろん、額や目もとなどもじっくりとほぐせるので目もとの疲れもスッキリ。

防水仕様なので湯船につかりながら頭皮や顔をマッサージできてしまうので、「今夜はマッサージしなきゃ」と頑張らなくても、日々のコリを解消できます。 スカルプケアやマッサージオイルを併用して使えば、その効果も倍増するはず!

アセチノヘッドスパリフト ¥12,500/ヤーマン

 

もう1品は、MTGから発売された、MDNA SKIN オニキスブラックです。MTGといえば美顔ローラーReFaでおなじみですが、ReFaシリーズではなく、歌手のマドンナがプロデュースしているライン、MDNA SKINからあえて発売したというのが最大のポイント!

 

既存のReFaとは異なる美容ローラーをマドンナが求めていただけあり、パッと見の形状はReFaと煮ていますが、採用された素材やローラーはとてもリッチ。

ローラー部には遠赤外線放射率約92%の高密度炭素を採用し、遠赤外線によるエネルギー活性を実現。この高密度炭素ローラーがしっとりとした質感があるため、肌を吸い寄せてつまむという動きが従来のReFaよりも密着性が格段にアップ。吸いつくようにつまみ上げる効果は、いままでにない実感です。

 

また、ローラーからハンドルまで漆黒で統一されたボディは、まるでオブジェのような美しさ! このデザインにもマドンナの美意識が活かされているのを感じます。

 

MDNA SKIN オニキスブラック ¥32,000/MTG

 

肌や外見の深い悩みを救う“カバーメイクアップ”

メイクアップのなかで、生まれながらのあざや傷あと、がん治療の副作用による外見の変化に対応するアイテムがあることをご存じですか? これらは資生堂をはじめ、数社が取り組んでいる肌の深い悩みを解決するために開発されている“カバーメイクアップ”と呼ばれるもの。

 

なかでも、最近ニーズが増えているのが、抗がん剤治療の副作用による肌色のくすみやくまをカバーしたり、薄くなったり脱毛した眉や目もとのためのメイクアップやテクニックといいます。

 

抗がん剤治療は、治療そのものも肉体的にも精神的にもとても大きな負担が伴います。それに加え、見た目に現れる副作用は、患者にさらなる心理的負担を与えてしまうことに。そのマイナスの変化は患者の将来への希望を奪いかねません。

 

カバーメイクアップとは、そのような見た目の変化を、メイクの力でゼロへと“リセット”するもの。見た目印象を改善する救世主になり得るアイテムなのです。

 

しかも、その技術進化は著しく、2017年10月に発売された資生堂の最新作、パーフェクトカバー ファンデーションでは、気になる部分に“指塗り”するだけで、テクニック要らずにくすみや濃いシミをカバー。さらに、衣服へのつきにくさや、汗や水にも強いウォータープルーフ性を付加するなど、つけ心地やもちを大幅に改善しています。

 

パーフェクトカバー ファンデーション M V 7色 20g ¥3,500/資生堂

 

 

加えて、銀座にある資生堂ライフクオリティー ビューティーセンターをはじめ、全国で約380箇所の店舗(2017年11月現在)や医療機関などでカウンセリングを無料で行っており、外見に悩みがある人でも気兼ねなく外出できるようなサポートを行っています。

 

資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター
東京都中央区銀座7-5-5 資生堂銀座ビル5F
℡03-3289-2262(完全予約制・カウンセリング無料)
営:11:00~18:00 休:月・日曜、祝日
http://www.shiseidogroup.jp/slqc/

 

治療薬や医療技術の進化により、人は長生きできるようになりましたが、それに比例して、がんをはじめ、成人病が増加しているのが事実。

 

もしも自分や家族、大切な人が外見上の変化や後遺障害を患ってしまった場合、こうしたカバーメイクアップが生きる支えになることがあります。女性だけでなく、男性でも、眉毛を描くだけで、顔立ちが凛々しくなり、「以前の自分に戻れた」と元気な表情になった、というケースもあるといいます。
単にかっこよくなること、美しくなることだけがメイクではありません。
生きる希望、将来への期待を与えてくれるカバーメイクアップの存在を、ひとりでも多くの読者に知って頂きたいと思っています。

 

世界的メイクアップアーティスト、リンダ・カンテロの信条とは?

ジョルジオ アルマーニ ビューティのインターナショナルメイクアップアーティストであり、世界的なトップアーティストでもあるリンダ・カンテロが来日。彼女とのブレックファーストミーティングに参加してきました。

 

リンダ・カンテロは、90年代後半にカネボウのテスティモのCMで、女優の小雪と競演。そのCMでは、アイメイクを“指塗り”で、しかも濃密なネオン発色で仕上げるという、当時としてはセンセーショナルなテクニックとメイクアップでインパクトを与えたことから、覚えている人もいるかもしれません。

 

彼女は当時からVOGUEの表紙をはじめ、多くのファッション誌のカバーを担当し、2000年には“The Legendary Linda(伝説のリンダ)”という特集がアメリカンVOGUEで組まれるほどにカリスマ的存在に。さらに、トム・フォード時代のグッチのコレクションでは、スモーキーアイやニューヌードなど、数々の新しいスタイルを創出。現在はジョルジオアルマーニで数多くのクリエーションを手掛けています。

 

前置きが長くなりましたが、そんな彼女とのミーティングで、どうしても質問したかったことがありました。それは、「メイクアップ業界で世界的なフロントランナーとして活躍し続けるうえで、心掛けていたのはどんなことか?」という質問。

 

つい先日、ヘアスタイリストのカリスマである、故・須賀勇介さんに師事していた、ヘアメイクアップアーティストの水島裕作さんと話をしていた時、須賀さんは「常に一流の環境に身を置くこと」を心掛けていたということを知り、リンダさんはどんなことを意識していたかに非常に興味を持っていました。

 

ただ、超多忙なリンダさん。当日は質問の答えを聞く間もなく、ミーティングはタイムアップとなってしまいましたが、なんと! 後日、この質問にメールで答えてくださり(しかも、とても丁寧に!)。しかも、それが非常に胸熱なメッセージでしたので、ぜひここにご紹介したいと思います。

 

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Q.質問

リンダさんがメイクアップアーティストとして、この業界で活動するにあたり、心掛けていたこと、信条を教えてください。

 

Please tell us what you were aiming for, and your beliefs when playing a significant role as make-up artist.

 

A.

20代半ば、私はファッションシューティングの中心であったNYへ移ろうと友人と話し合って決めました。その時まで、私はイギリスのいくつかのそれほど有名ではない雑誌の仕事をしたことはありましたが、ブリティッシュVOGUEのような有名な雑誌はまだ手掛けたことがありませんでした。

 

その後、NYに到着してから、以前会ったことがあるエージェントに電話をして、彼に「次の月曜日に、これからの仕事を打ち合わせをしたい」と伝えました。すると、彼は私に言いました。「その必要はないよ。すでにあなたにはビューティページの仕事が入ってる。アメリカンVOGUEだよ。フォトグラファーはアーヴィング・ペン、ビューティエディターはアンドレア・ロビンソンだよ」と。

私はもう信じられない気持ちで。 すぐにショッピングに出掛けて、所持金のすべてで新しい化粧品に費やしました(笑)

 

そのビューティページでは、私は依頼されたとおり、とてもナチュラルなメイクアップを施しました。すると、アーヴィング・ペンがモデルの顔に泥を投げつけたのです!

 

つまり、彼らはメイクアップが泥だらけになっても気にしない、フレッシュで若いメイクアップアーティストを探していたのです。エディターのアンドレアはとても申し訳なさそうにしていましたが、私はアメリカンVOGUEとアーヴィング・ペンのために働けてとてもハッピーでしたし、彼女は私や、私の友人のヘアスタイリストであるサム・マックナイト(世界的に有名なヘアスタイリスト)がとても清々しい気持ちでいたことに気づいていたと思います。

 

その後、アンドレアは私たちを“採用”してくれました。それからは、VOGUEと多くの仕事をはじめることになりました。私のキャリアを誰かのおかげとするならば、それはビューティエディターのアンドレア・ロビンソンですね。

 

これらの出来事からの私が学んだことは、私たちは常に謙虚な姿勢でいること、そして誰に対しても親切であることです。だって、ハプニングに見える出来事でさえ、どう転じるのか誰にもわからないのですから。

 

 

原文:

When I was in my mid 20s I decided with my friends to move to NYC as at the time it was the center of the fashion photography universe.

 

Up until that time I had just done a few British editorials for minor magazines but had not yet worked for British Vogue.

 

I arrived in NYC and called my agent, who I had met before on another trip, and told him I wanted to fix up a rendez-vous to sort out my work visa on the following Monday. He then told me: “no, you have a beauty story, American Vogue, Irving Penn, and editor Andrea Robinson”.  Can you imagine? I went out and spent all my money on new makeup .

 

At the job, I did a very natural makeup as asked and then Mr Penn threw mud all over the models face !

 

Of course, they were just trying out a new young makeup artist who would not mind their makeup was destroyed by thick mud. The editor was very apologetic but I was just so happy to work for American Vogue and Irving Penn that I guess she found my attitude (and my friend Sam Mcknight, the hairdresser), very refreshing.

 

So after that she “adopted” us , and we started to do lots of things for Vogue. If I owe my career to anyone, it’s to Andrea Robinson.

 

I think the lesson from this is always stay humble and be kind to everyone as you never know how things can turn out.

 

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最後の答えにあった「Stay humble and be kind to everyone~謙虚であること、誰に対してもやさしくあること」とは、仕事をしていく上では基本のことかもしれません。でも、彼女は“メイクアップ(そしてヘアも)を泥だらけにされた”ことから、この教訓を学んでいます。

 

アメリカン・VOGUEの初仕事、そして一流のフォトグラファーとエディターに囲まれたなかで、しかもメイク製品も新調して挑んだ撮影で、こんな仕打ちを受けたら、どう考えても凹むを通り越して、ショックのあまり呆然としてしまうかもしれません…

 

そんな強烈な経験(人によってはトラウマになるでしょう…)から学びを得られるとは、も

はや感服するしかありません…。

 

こんな境遇をいきいきとした闊達さで乗り切り、糧にしてしまうリンダさん。メンタリティの強さ、たくましさはもちろんのこと、これらのハプニングを受けとめるだけの度量のあること。そんな“許容力”とハートがあるからこそ、彼女はフロントランナーとして業界で活躍しつづけられるのでしょう。